9月17日のニュースで、ついに14日間のホテル隔離をなくしていく計画がスタートとなり、まずは10月よりNSW州・オーストラリア政府が連携して、オーストラリア入国者への隔離を試験的に7日間の自宅隔離とすることが発表されました。
1.試験的に自宅隔離措置とする政策
国境再開の準備のため、オーストラリア政府とNSW州が連携して、現行の14日間ホテル隔離から7日間の自宅隔離にする政策が進められています。
海外からオーストラリアへ入国してくる人はすべて、強制的に隔離ホテルへ連れていかれてそこで14日間を過ごさなければならないのですが、これをまずは7日間に減らし、さらにホテルではなく、自宅での隔離生活とする模様です。
いきなり正式に決定ではなく、まずは試験的に導入して様子を見るとのことです。
2.誰が自宅隔離対象となるのか
対象となるのは、以下の条件を満たしている方々。
・TGA(オーストラリア政府の薬品を管理する部署)が認可したコロナウィルスワクチン接種を完了している、海外からオーストラリアへ入国する175人
この175人がどうやって選ばれるのかはよくわかりませんが、いずれにせよ、このトライアルの選ばれた人たちは、ホテルでの隔離をする必要はなく、自宅で1週間自己隔離となります。
3.どのように監視していく?
日本のように、ただ自己隔離を野放しにするようなオーストラリアではないでしょう。
とはいっても、現在のホテル隔離のように誰かが24時間ずっと監視できるわけではないのですが、このように監視体制を敷くようです。
・NSW保健省とNSW警察が監視を行う
・スマホへ監視用のためのアプリをインストールさせて活用する
・抜き打ちで警察官による訪問
アプリですが、南オーストラリアではすでに使われているようで、これと似たようなものを使用するようです。内容を見る限りでは、日本で隔離してたときに使用してたものを同じような気がします。
これはあまり効果はないような気もしますが、やはり抜き打ちチェックがいちばん効くでしょう。
違反していれば、もちろん多額の罰金が待っています。
これがあるので、そうそう簡単に家を抜け出せないと思います。
ただここで問題なのは、どうやって食料品などの必要不可欠な買いものをするかということですね。
これまでのオーストラリアのやり方を見ていくと、いかなる理由でも外出は認められないでしょう。
おそらく、オンライン注文で食料品などは購入するように言われるでしょう。
あとは、どうしても病院などへ行かなければならない場合もどうするのか?
緊急を要することであれば000でいいのですが、たぶん、さほど緊急性ではなくてもとりあえず000へダイヤルしろって言われるか、保健省の窓口へ電話するかでしょう。
このあたりをどうするか・・・ですね。
だいぶワクチン接種も進んできたので、以前と同じというわけにはいきませんが、普通の生活に戻れるのにようやく兆しが見えてきましたね。