環境問題に力を入れてそうなオーストラリアですが、日本から来た方々にとっては、ごみの分別が、まぁテキトーな感じに最初は戸惑うかもしれませんね。
カナダへワーホリに行った時もそうでしたが、海外はこんな感じのところが多いのでしょうか。
とてもシンプルですね。 リサイクルか、それ以外か のどちらかしかないですね。
リサイクルのごみの中でも、ペットボトルや空き缶、空き瓶を捨てるとき、
「10¢Refund」
というラベルをご覧になった方も多いでしょう。
そうです。お金がわずかばかり戻ってくるのです!
お金が戻ってくる!ということだけでなく、大自然が売りのオーストラリアですから、少しでも環境保全に協力するという意味でも、このリサイクルに挑戦してみましょう。
1.Return & Earnをモットーに、NSW州がボトル類のごみを減らす政策を開始!
2014年~15年の間で、約1億6000万本もの飲料容器が捨てられ、それに対処する費用が年々増加し、もちろん環境へも悪影響を及ぼしていることから、2020年までに40%以上の飲料容器のごみ削減を目指し、この取り組みが始まったそうです。
2.10¢ Refundのボトルを探せ!
飲み終わって捨てる前にちょっと待った!
ラベルをよく見て、
10¢ とラベルに書かれていれば、その容器は10¢で回収可能です。
ゴミ箱へポイしないで、専用の回収所へもっていきましょう。
10¢ Refundが書かれている容器は、主に以下の3つです。
- ペットボトル(ソフトドリンク、水など)
- 瓶(ビール瓶など)
- 缶(ジュース、ビール、サイダーなど)
残念ながら、調味料の瓶や、紙の容器はこの対象になっているものはほとんどないようです。
3.ある程度集まったら、回収所へゴー!
ある程度集まったら、(別に1本だけでもよいですが)指定された回収所へ行きましょう。
どこで回収してくれるかは、NSW Return & Earn のウェブサイトから確認できます。
このReturn Pointsというページから、自分の住所のポストコードを入力し、最寄の回収所を探してみましょう。
どの家庭も、かなりの空ボトルを溜めに溜めて、車で一気に運んでくるケースが多いですね。なので、休日に行くと混んでいるかもしれませんね。
4.空きボトルを機械へ入れるだけ!
自動回収機が置いてあるところが多いですが、専用のカウンターがあってスタッフさんがいらっしゃることもありますので、その場合はシンプルに渡せばOKですね。
自動回収機の場合は、Glass(空き瓶) / Can(空き缶)/Bottle(空きペットボトル)で分けられていることがありますので、機械へ入れる前に注意しましょう。
一応、回収所へ持って行く前に、簡単にすすいでいくほうがよいですね。
それから、ペットボトルは特にラベルをはがしたり、蓋を外したりしなくても大丈夫です。むしろそれをすると、機械にシール部分のベタベタした部分が張り付いて回収できなくなることもありますし、ボトルと認識しないこともあります。
僕は最初にこれを利用するとき、真面目にラベルをはがして持って行ったのですが、20本のうち6本が機械に受け付けてもらえませんでした・・・
回収が終わったら、バウチャー(Voucher) を発行してもらえるボタンがありますので、そこを押して、バウチャー(レシートのようなもの)を受け取りましょう。
そのバウチャーをWoolworthへ持っていき、セルフレジでスキャンすると、お金が出てきますよ。
たいした金額にはなりませんが、日々のコーヒー代くらいにはなると思いますし、ちりも積もれば山となるですからね。1¢足りとも馬鹿にしないで、稼げるものは何でも稼いでおきましょう!
それに、ごみも減らせるのだから、まさに一石二鳥ですね。
皆さんもオーストラリアに来た時は、是非空きボトルリサイクルを試してみてくださいね!