まもなくNSW州は一部の海外からの入国を隔離なしで受け入れる体制が始まります。それに伴い、NSW州は海外からの観光客誘致の計画を始めると発表がありました。おおよそ$1000万ドルの予算を投じて、新観光キャンペーンを計画していくとのことです。
**日豪プレス(https://nichigopress.jp/ausnews/212361/)、ABCニュース(https://www.abc.net.au/news/2021-10-24/nsw-launches-new-tourism-campaign-ahead-of-end-of-quarantine/100563636)を参照しています。
１．テーマは「自然」
NSW州でまず思いつくのはシドニーだと思います。シドニーでは世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジなどですが、そういった既存の観光名物に加えて、オーストラリア観光ならではの自然をテーマにした観光に重点を置きたいという方針があるそうです。
NSW州も少しシドニーから離れれば、豊かな自然の広がる地域もたくさんあります。
そういったところでNSW州の自然を推しだして、アボリジニの方々のガイドを交えたような観光をつくっていきたいという発表が行われました。
ワーホリ・留学でNSW州へいらっしゃる方は、多くの方が学校などへ通ったり、お仕事をされたりするので、どうしても拠点がシドニーの市街地付近となってしまいますので、なかなかNSW州でこういった自然を体験することは少ないと思います。
アボリジニだと、「エアーズロックとかグレートバリアリーフの観光地までいかないといないでしょう」というイメージもありますが、実際のところ、アボリジニの方々もオーストラリア観光の重要なポジションとなっていることもあって、僻地の観光地付近にお住まいの方も意外と多いようです。
たとえばシドニー観光で有名なブルーマウンテンズですが、ここでもアボリジニのパフォーマンスを見ることもできますよ。
２．新たな観光バウチャー
まず注目されているのが「Stay & Rediscover」と呼ばれるバウチャー。
運用開始時期は来年の2022年3月頃から予定されていますが、基本的にはNSW州の宿泊施設を予約する際に割引されるバウチャーを発行しますよ、というものだそうです。
NSW州に居住している18歳以上が対象となるバウチャーで、1人につき＄５０割引となるバウチャーが発行される予定です。
それから今年のはじめ？でしたっけ？Dine & Discoverバウチャーですが、これもなぜか来年2022年の6月まで使用期限が延長されています。
元々は今年の6月までだったのですが、そのころにロックダウンが始まっちゃったので、結局延長されたのですね。
僕はまだDiscoverのほうは使ってないので、まだまだ使用できるチャンスが残っていてよかったです！
他にも新観光キャンペーンのプロジェクトがこれから計画されるようです。
なんせ1000万ドルも観光のために予算を確保するわけですからね。
日本から旅行はもちろん、ワーホリ・留学の方にも何かしら利用できるものだといいですね。
３．おすすめ旅行テーマ
ブルーマウンテンズ
まさにNSW州の世界遺産の自然をみるなら外せないのがブルーマウンテンズでしょう。おそらく州もここはしっかりと重点を置いてくるのではないでしょうか。電車でも2時間半くらいかかりますが自力で行けなくはないですし、関連ツアーもたくさんあります。
ハンターバレー
NSW州の自然から生まれたワインを堪能できる場所です。また意外に野生カンガルーにも遭遇できるチャンスが多いです。普通にブドウ畑とかに出てきますからね。
ポートスティーブンス
野生のイルカを見たり、間近でコアラやカンガルーを見たいならポートスティーブンス。ハンターバレーは車でシティから2時間ちょっとですが、さらに北上するとポートスティーブンスへたどり着きます。たぶん、トータルで3時間くらいかと思います。
野生イルカを見るためのクルーズが出るのはポートスティーブンスからで、また超間近でみられるコアラや、カンガルーやその他も動物が放し飼いされているこじんまりとした動物園もポートスティーブンスにあります。日本語ツアーの中では、コアラタッチが可能なツアーもあります。（普通は無理。NSW州は抱っこ禁止）
番外編：グレンワースバレー
あまり観光客の方々には知られていないですが、シティから車で1時間ちょっとのところにあるグレンワースバレーは、自然の中でのアクティビティをテーマにした穴場ともいえる観光地です。4輪バギーや乗馬、カヤックなども楽しめる、まさにNSW州自然を直に体験できる場所です。
ここはまだ行ったことないんです・・・行く機会があれば、またその実体験をご紹介していきますね。
